トリノ五輪・WBCから見える日本人の思い上がり

メダルラッシュを期待したトリノ五輪は、フィギアスケート・荒川静香の金メダルの一つのみ。
WBCは、アジア一を自負していた日本は1次リーグ・2次リーグで韓国に敗退する結果に。
この二つから見えたのは、“驕り”以外のなにものでもない。
トリノ五輪で代表されるのは、スノーボードハーフパイプ陣がいい例である。大会が始まる前には大きな事ばかり言い、“自分が一番”を強調し意気込んでいた。しかし結果は予選落ち。
反対に荒川静香は、過去の五輪では挫折を経験しただけに、世界選手権を優勝しても決して慢らず競技に真摯に打ち込んでいた。それでも五輪前には、浅田真央に2連敗し精神的には動揺したが。
そして今回のWBC
野球人気下降と夏季五輪の種目廃止で危機感と、サッカーFIFA・W杯に対抗して出来た大会。
当然人気回復と国の威信を賭けた戦いに、チーム優先*1・個人成績優先*2をするなんて現在から未来を考えていないように思える。

そして、マスコミ・ファンを始め選手が、大会前から『日本がアジア一』と思い込む人が多く、油断が悪い結果を生んだ。
メジャーリーガーを多く送り出している。
これが最大の思い上がりである!!
日本を二回も倒した韓国は、野球人気が低迷をし今回のWBCを切っ掛けに人気回復に努めている。
その証拠に、現役や元メジャーリーガーを集め今回は戦っている。
その点を踏まえると、日本は戦う前からすでに負けていた。
2次リーグ・韓国戦終了後のイチローの「人生最大の屈辱」発言には、正直痛い!
天才・イチローを要しても、周りがイチローの情熱に答え切れていない!!
今回の経験を生かすかどうかは、これからに掛かる。